こんにちは。”ベビー鍼灸師”なるしまゆりです。
赤ちゃん向けのの鍼灸治療「小児はり」の魅力をお伝えしています。
今回は、「喘息」でお困りの2歳の男の子の症例です。
2歳7か月のTくんは、、、
1歳0か月のとき肺炎を起こしたことがあるそうです。
それ以降、風邪をひくたびに、ヒーヒー・ゼーゼー・ゼロゼロと喘息を起こすようになりました。
特に1歳6か月頃からは毎月風邪をひくようになりました。そのたび喘息の吸入をし、保育園も休まなくてはいけない状態です。
喘息の予防薬も飲んでいるけど毎月のように喘息を起こすのでTくんのママは困っていました。
〇1診目(2月8日)
・当院に来られたときTくん2歳7か月。
・3日前から風邪をひき、鼻水とセキの症状がでていました。
肩を上下させながら呼吸をしていましたが、昨夜はふつうに眠れていたそうです。
・体を触ると、左の胸~首すじと左の肩甲骨内縁の皮膚に強い過緊張がでていました。
そこを刺さないはり「小児はり」で皮膚をこすって過緊張を緩めるように刺激をしていきました。他にも手足、頭部も刺激をして、全体の時間にすると15分程度です。
治療はこれだけで終了です。
〇2診目(2月15日)
・前回治療のあと、風邪と喘息症状は次第に良くなり、吸入をしなくて済んだと報告がありました。
・この日は、鼻水の症状がまだ少し残っていたので、そこに対しての施術を行いました。
〇3診目(2月25日)
・この日は、体調はすっかり良くなっていました。
・お腹の左下にやや緊張があったので、その調整をしました。
〇4診目(3月21日)
・しばらくずっと元気だったが、5日前に微熱(37.2℃)が出ました。念のためその日は保育園を休ませたが、翌日からは平熱になったので保育園に行けています。鼻水とセキはときどきでているが、元気に過ごせているそうです。
・首から肩甲骨の間にかけて皮膚の過緊張があったので、そこに対して小児はりをしました。
〇まとめ
Tくんが小児はりを受けるようになってまだ2か月もたっていませんが、
風邪症状は軽くなった傾向がみられています。
子どもが小さいうちはしょっちゅう風邪はひくものですが、軽くすめば子どもも親もらくですよね。
小児はりを継続することで、免疫力が強くなり風邪をひきにくくなるとか、症状が軽くなるなどが期待できます。Tくんもまた1月後を目安に継続することをお勧めしています。
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